正しい座り方(「坐骨すわり」その1) 

皆さんこんにちは。やすなが整骨院院長の安永です。

巷では相変わらず新型コロナウイルス感染症の話題で持ちきりですね。このままでは東京オリンピックの開催が危ぶまれるのではとニュースで報じられていますが、私としては東京から遠いここ九州では社会生活や経済の停滞の方が心配です。

さて、先日ある患者さまから「先生のブログは食べ物の話が多いけど、身体の話はしないの?」というご指摘をいただきました。ん?確かにそう言われれば身体の話は一度も書いてないような…いかんいかん、整骨院らしくせねば!ということで、今回は「腰痛予防の正しい座り方」について書きたいと思います。「正しい座り方」と言っても決して難しい話ではありませんのでご安心ください。

皆さんは脊椎(特に腰椎)がどんなカーブを描いているかご存知でしょうか?

この図のように腰椎は前に曲がっています(これを「前弯」といいます)。皆さんが会社や自宅で座っているとき背中が丸くなっていませんか?背中が丸くなるということは、この腰椎が前ではなく後ろに曲がることになります。

腰椎が正しく前に曲がっていない状態で座ると腰椎ばかりでなく腰の周りの筋肉にも大きな負担がかかります。いわゆる「筋肉すわり」となり、これが腰痛の原因にも繋がってくるのです

そこでオススメしたいのが「坐骨すわり」です。坐骨には「坐骨結節」という部分があります。皆さんがお尻を触ってお尻の両方に骨を感じるところがあると思います。そこが「坐骨結節」です(ちなみに私は太っているのでなかなか分かりませんが)。

この坐骨結節を意識して坐骨に体重を乗せて座ると下の図のように背中がスッと伸びて座れます。この状態では腰椎は正しく前弯しますので、周りの筋肉への負担が少なくなります。腰痛予防のためにもこの「坐骨すわり」を実践してみてはいかがでしょうか?

この「坐骨すわり」ですが…おっと!長くなると読んでいただけないので、次回「坐骨すわり」その2で更に詳しく説明したいと思います。

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