「腰痛」と「大腿二頭筋」

皆さんこんにちは。やすなが整骨院院長の安永です。

久しぶりのブログ更新になりました。巷では新型コロナウイルス感染拡大「第7波」が収まりつつありますが、冬頃には「第8波」が来るかもと言われており予断を許さない状況が続いています。

さて、今回は「腰痛」に関連するお話です。先日「膝を軽く曲げて腰を前に曲げると腰が痛い」という男性の患者さまが来院されましたので、「腰の前屈の痛み改善」を主眼に骨格矯正と筋肉矯正を行ったのですが明確な改善が見られません。その後数回同じように施術したのですが、やはり結果はあまり芳しくありませんでした。そこで「腰の前屈」ではなく「膝の屈曲」に関連する筋肉に焦点を絞り施術したところ、症状が改善し患者さまから「今までで一番腰が軽くなりました」と言われました。そこで腰の痛みで来院されている他の患者さまにも同じように施術したところ「腰が軽くなった」「痛みが軽くなった」等の感想がいただけました。

その施術した筋肉とは「大腿二頭筋」。下のイラストのとおり大腿二頭筋は太ももの裏にあって「長頭」と「短頭」に分かれており、長頭は「坐骨結節」、短頭は「大腿骨粗線外側唇の中1/3」から起こり合わせて「腓骨頭」に付着する筋肉で「ハムストリング」を構成する筋肉です。この大腿二頭筋は長頭が「脛骨神経」短頭が「総腓骨神経」という「二重神経支配」であり、この2つの神経は「坐骨神経」と呼ばれるもので、この神経が腰痛に大いに関係があることは腰痛持ちの方ならお分かりだと思います。

また併せて「腓骨筋」を施術するとより効果的でした(ちなみに腓骨筋も総腓骨神経支配です)。今回「腰痛は奥が深いなあ」と改めて思い知らされました。これからも患者さまの痛みを和らげるために精進していきたいと思います。

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