皆さんこんにちは。やすなが整骨院院長の安永です。
桜の季節も終わり、新年度が始まりました…と明るい口調で書き出しましたが、相変わらず新型コロナウイルスが猛威を振るっており、東京や大阪などの都市部をはじめ、宮城や愛媛、沖縄などの地方でも「第4波」が訪れているようです。ここ福岡県ではさほど感染者は増えてはいませんが、ここは他人事と思わず気を引き締め、継続して感染対策を徹底しないといけませんね。
ところで、あの「まん防」とかいう略語、何とかならないのでしょうか?正式には「蔓延防止等重点措置」といい、まさしく「緊急事態宣言」と同義語のような措置なのに、メディアでは朝からニュースキャスターやコメンテーターが「まん防」を連呼しており重大な局面であるにもかかわらず緊張感が感じられません。また、宮城県気仙沼市から「まん防」が同市の東日本大震災の復興シンボルである魚の「マンボウ」を連想させイメージを壊すから止めてくれと抗議があったとか。 ※そのせいか、ここ数日「まん防」から「蔓延防止等重点措置」と正確に伝えるメディアが増えましたね。
さて、今回も引き続き「テニス肘とゴルフ肘(野球肘)」についてですが、今回は「ゴルフ肘(野球肘)」についてお話ししたいと思います。
この「ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)」は、肘と前腕をつないでいる筋肉群(撓側手根屈筋、尺側手根屈筋、円回内筋など)の腱に炎症が起こった状態のことを言います。痛む場所は、腱が付着している肘の内側の突起部分(上腕骨内側上顆)が主ですが、痛みが前腕や手首まで広がることもあります。また、ゴルフ肘と呼ばれていますが、握る・前腕を回転させる・手首を曲げるような動きを繰り返し行う他のスポーツ(テニス、ボーリング、野球など)でも発症します。その他工具をよく使用する職業(建設業、塗装業など)や子育て世代の主婦、介護施設や医療現場で働く方でも見られます。
そして、これは当院に通院されている方だけに言えることではないと思いますが、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の症状がある方の多くはゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)も発症されているケースが多いようです。
この症状を緩和する方法として症状が強い場合は安静(なるべく手を使わない)とアイシング(冷却)をお勧めしますが、どうしても手を使わなければならない場合は、テニス肘の時にお話ししましたサポーター(エルボーバンド)を使用してみてください。このサポーターをテニス肘とは逆に上腕骨内側上顆より指2本分離して撓側手根屈筋、尺側手根屈筋、円回内筋を押さえるように巻いてください。そうすると筋肉群の負担が軽減され痛みが緩和されます。
とはいえ、ここまで読んで「根本的に治せないの?」と思われた方も多いと思います。では、当院ではどのようにしてテニス肘やゴルフ肘のような肘に痛みのある患者さまを施術しているのか?それは次回詳しくお伝えしたいと思います(またまた引っ張ってすみません)。