正しい座り方(「坐骨すわり」その3)

皆さんこんちには。やすなが整骨院院長の安永です。

今年も残り2ヵ月になりました。「歳を取ると1年が早い」と言われますが、私もつくづくそう思います(患者さまに「先生は若く見えますね」と言われて喜んでいると受付スタッフさんに「先生、お世辞ですよ」と戒められます)。おまけに最近は「うちに若い患者さんが来ない(来てもすぐに来なくなる)のは、先生の昭和感満載の駄じゃれ&親父ギャグが原因じゃないですか」と言われる始末。ああ!昭和は遠くなりにけり(笑)。

さて、今回は「正しい座り方」の続きです。随分前にこのブログ「その2」で書いたのですが、「坐骨すわりでは腸腰筋を鍛えるのが大切。その腸腰筋を鍛える方法とは?」で尻切れトンボになっていました。そこで今回は「その3」として「腸腰筋の鍛え方」についてお話したいと思います。

ここでおさらいですが、「腸腰筋」とは「大腰筋」「腸骨筋」を合わせたものです。また、表層の筋肉である腹直筋の奥に存在していることから、「深腹筋」とも呼ばれています。

では、どうやってこの「腸腰筋」を鍛えるのか?答えは簡単「腹筋運動をすること」です。「なんだ、腹筋運動か」と思われた方もいるでしょうが、普通の腹筋運動で「腸腰筋」は鍛えられません。腸腰筋を鍛えるためには特別な姿勢で腹筋運動を行う必要があります

1.上向きで寝て、足は膝を伸ばし、揃えずに軽く開きます

2.爪先は揃えるのではなく外側に開きます(両足がきついと感じる方は片足だけでも大丈夫です)

 ※これは腸腰筋が大腿骨の内側「小転子」についているためで、これをしないと効果はありません

3.足を約45度上げます(パートナーがいる方は、上から軽く負荷をかけてもらえばより効果的です)

5.これを数回行い、慣れてきたら回数を増やします(最初は無理せず自分のできる範囲で行います)

 

以上が「腸腰筋」を鍛える運動ですが、これは正しい座り方」だけでなく「正しい立ち方」にも通じています。「こんな運動はきつくて無理」と言われる方は、当院にも設置しております「EMS」を使って鍛える方法もあります(これも意外ときついのですが)。「腸腰筋」を鍛えて正しい姿勢を身に着け、腰痛予防や猫背改善を目指しましょう!

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